開催日程:
2023年11月26日(日)~12月3日(日)
※11月27日を除く
会場:
●国指定名勝岸和田城庭園(八陣の庭) 〒596-0073 岸和田市岸城町9番1号
●岸和田城二の丸広場 〒596-0073 岸和田市岸城町7
作庭家重森三玲による国指定名勝岸和田城庭園(八陣の庭)などを舞台に、美術家による光のインスタレーション「八陣光の庭」を実施します。夜空のもと、光が織りなす夜の幻想的なアート空間を、八陣の庭にまつわるストーリーと共にお楽しみください。
会期初日には、「八陣光の庭」点灯セレモニーに加え、岸和田城の歴史や八陣の庭に秘められた意味を紐解くトークイベントのほか、岸和田市観光振興協会が主催する「岸和田城ぶらり旅~岸和田に眠る城郭遺構~」も同時開催します。
2023年11月26日(日)~12月3日(日)
※11月27日を除く
■光のインスタレーション「八陣光の庭」
2023年11月26日(日)~12月3日(日)※11月27日(月)を除く
日没から20:00まで
■トークイベント・「八陣光の庭」点灯セレモニー
2023年11月26日(日)
・トークイベント 15:45~
・「八陣光の庭」点灯セレモニー 17:00~
●国指定名勝岸和田城庭園(八陣の庭) 〒596-0073 岸和田市岸城町9番1号
●岸和田城二の丸広場 〒596-0073 岸和田市岸城町7
■光のインスタレーション「八陣光の庭」
美術家、髙橋匡太による光のインスタレーション(申込み不要)
【日程】11月26日(日)~12月3日(日)※11月27日(月)を除く
【時間】日没から20:00まで
【場所】岸和田城、国指定名勝岸和田城庭園(八陣の庭)
【制作】髙橋匡太(美術家)
※期間中は八陣の庭を20:00までご覧いただけます。
※期間中の金曜日、土曜日及び日曜日は、岸和田城天守閣の開場時間を20:00まで延長し、光のアートで彩られた八陣の庭を天守閣からご覧いただくことかできます。(天守閣最終入場は19:30まで)
【髙橋 匡太 プロフィール】
1970年京都生まれ。京都在住。1995年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
場所(スペース)のもつ公共性をキーテーマに、光や映像などを用いて実践的に場にアプローチする取り組みを多数展開している。建築物等へのライティングワークは場の造形や記憶を取り込むダイナミックな光空間を作る。多くの人とともに風景を作る「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手がけている。
1995年キリンコンテンポラリーアワード’95最優秀作品賞、2005年京都府美術工芸新鋭選抜展2005最優秀賞、五島記念文化賞美術新人賞、グッドデザインアワード2005 (環境デザイン部門)、2008年京都府文化賞奨励賞、2010年京都市芸術新人賞、DSA日本空間デザイン賞2015優秀賞、2016年照明普賞、2017年照明普及賞、照明デザイン賞2018審査員特別賞、第28回AACA賞優秀賞/30周年記念美術工芸賞、第30回日本建築美術工芸協会賞AACA賞、2020年照明普及賞、第34回京都美術文化賞、日本空間デザイン賞2022 KUKAN OF THE YEAR2022, エンターテイメント&クリエイティブ・アート空間部門 金賞などを受賞。
【髙橋 匡太 コメント】
皆さん、初めまして美術家の高橋匡太と申します。
わたくし美術家なので、ここの歴史や作庭には全く知識がございませんでした。
初めてここを訪れる子どもさん達と同じです。
作庭家・重森三玲氏による「八陣の庭」は不思議な形をしていますね。
天守閣にのぼって天守から庭をのぞむと、地上で見ていた地割の図形や砂紋、石組のレイアウトを眺めることができます。
俯敵から見て絵になっている庭を計画されたという記録が残っています。
絵画のように正面から眺めるのではなく、庭の周りを歩けてそれぞれの角度から庭を眺めることができるのも特徴的です。
今回の作品は光と音で紡ぐ「光の時計」です。長い長い時間の。
「八陣の庭」に込められた思想的背景である四神・五行思想から、それぞれの石組に付随する季節・人生・一日の時間など時間の風景を描いていまみました。
庭がもつ特徴的な形を提灯で描き、砂紋や石組を色彩で染め、時間をおって変化させることで庭の空間性を強調しています。
音楽の描く風景と、光の演出が連動して変化することによって、重森三玲さんが描いた「八陣の庭」の隠された意味がイメージとして伝われば幸いです。
次世代を担う子供達こそ麒麟だ!というメッセージを込め、点灯式では子供達に提灯を持って参加して頂き、八陣の庭の輪郭を描き作品を完成させました。
参加者の皆様ありがとうございました!
【岸和田市教育員会郷土文化課 山岡 邦章 コメント】
岸和田城庭園(八陣の庭) は、昭和28 (1953)年、重森三玲によって作庭されました。
庭園は中世城郭の縄張りを重森が独自にアレンジし、おもに緑色結晶片岩による石組と、のべ段を構成する三重に屈曲した縁石が組み合わされ、枯山水庭園としては独特の表現がされています。
石組は、陣を示し、中央に大将の陣を配置し、その周囲に「天・地・風・雲・龍・虎・鳥・蛇」の八つを配している本庭園は、敵を攻めるための陣ではなく、敵から守る陣形として平和を祈念する庭を意図しています。
また、四方正面を意図し360度どこからみても景色が成立する庭として構成されているとともに、天守閣からの眺望や、上空からの鳥職も意図されている庭園です。
しかし、近年、八陣の庭の研究がすすみ、天守閣を「北の天極」と位置づけ、その眼下に四神、つまり「蛇(玄武)・鳥(朱雀)・龍(青龍)・虎(白虎)」を配置し、本来、北に位置する玄武を天守閣直下に置くことにより、天守閣を中心とした陰陽五行の世界観を表現していることがわかってきました。
さらに四神を配置し、その中央を空間とすることにより、麒麟が降りる場所を表現し、四神が鎮まるところに麒麟が降りて平和が実現するという世界観を表現しているのが、八陣の庭の真の価値なのです。
■トークイベント
岸和田城二の丸広場特設ステージで、岸和田市ゆかりのあるタレントと、専門家によるトークイベントを開催します。 楽しく、わかりやすく岸和田城の歴史や八陣の庭に隠された意味を紐解きます。 トークイベント終了後に開催されます「八陣光の庭」点灯セレモニーと、合わせてお楽しみください。
【日程】11月26日(日)
【時間】15:45~
【場所】岸和田城二の丸広場
【出演】あいはら(メッセンジャー)
山岡邦章(岸和田市教育委員会)
※優先観覧席での観覧は事前申込みが必要となります。(応募者多数の場合は抽選となります)
※公演当日、空席がある場合は事前申込み無しで、ご観覧いただけます。
■「八陣光の庭」点灯セレモニー
八陣光の庭のスタートを告げる点灯セレモニーを開催します。セレモニーには制作者、髙橋匡太氏(美術家)ならびに、アロージャズオーケストラから特別編成のジャズカルテットが出演します。美しいジャズの調べと、光が織りなす幻想的なアート空間をお楽しみください。
【日程】11月26日(日)
【時間】17:00~
【場所】国指定名勝岸和田城庭園(八陣の庭)
【出演】髙橋匡太(美術家)、アロージャズスペシャル
※優先観覧席での観覧は事前申込みが必要となります。(応募者多数の場合は抽選となります)
※公演当日、空席がある場合は事前申込み無しで、ご観覧いただけます。
無料
※ただし、岸和田城天守閣に入場する場合は、別途入場料(大人300円/中学生以下 無料)が必要
■トークイベント・「八陣光の庭」点灯セレモニー優先観覧席の事前申込み
【募集期間】2023年10月25日(水)10:00~11月15日(水)18:00まで
※応募多数の場合は抽選となります。
※当選者の方は、トークイベントならびに、「八陣光の庭」点灯セレモニーを優先観覧席にてご観覧頂く事ができます。
※公演当日、空席等がある場合は事前申込み無しでご観覧いただけます。
※光のインスタレーション「八陣光の庭」は事前申込み無しでご観覧いただけます。
※雨天等、天候により中止の可能性があります。この場合、岸和田城には16:00以降入場できませんので、予めご了承ください。
【関連HP】
●岸和田城公式ホームページ
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/kishiwadajyo/↗
●岸和田市観光振興協会イベントサイト
https://kishiwadajoyuraritabi.jimdofree.com/↗
大阪文化資源魅力向上事業運営事務局
電話番号:06-6210-5397
メールアドレス:bunmi@jtb.com
大阪府・大阪文化芸術事業実行委員会
岸和田市・岸和田市教育委員会・岸和田市観光振興協会
・障がい等により配慮を希望される方は、各プログラムのお問い合わせ先までご連絡ください。
・天候により、一部プログラムの中止・変更をする場合がありますので、あらかじめご承知ください。