新型コロナウイルス感染防止のため、お客様の検温と手指のアルコール消毒、コロナ追跡確認シートの記入を徹底したほか、座席は前2列を使わず、一席置きの使用としました。また、休憩時間中は扉を開けて換気を行いました。
公演は11時開演、17時半終演と、落語に加えて漫才やゲームコーナーなど、朝から夕方まで1日中楽しめる内容。5部制で、約1時間ごとに1回、休憩・換気の時間が設けられました。第1部では、開口一番の笑福亭笑利が、大阪府文化芸術創出事業について説明した後、「平林」を熱演。その後、桂二葉が「真田小僧」、林家菊丸が「湯屋番」、内海英華が「女道楽」、桂春團治が「まめだ」をそれぞれ披露しました。
第2部では、月亭八光が登場し、4人のベテラン噺家の出演順をじゃんけんで決めることを説明。4人とも近年、前座をすることはなかったといいますが、じゃんけんでは、月亭八方がいきなり負けて前座に決定。「最終電車」を披露したのに続き、桂文三が「時うどん」、笑福亭松喬が「花色木綿」、桂塩鯛が「鹿政談」を熱演、さすがの話芸で会場を多いに盛り上げました。
第3部では、喬若と喬介のコンビ、牛乳少年が漫才を披露。桂三実が「早口言葉が邪魔をする」、桂華紋が「ふぐ鍋」、桂吉弥が「七段目」、桂雀三郎が「明るい悩み相談室」を熱演。第4部では桂小梅が「大安売」、露の紫が「あいかぎの変」、桂南天が「動物園」を披露し、会場を沸かせました。
第5部のゲームコーナーでは、月亭八方チームと桂小文枝チームに分かれ、お年玉をかけてゲームで対決。出されたお題から連想するシーンを連続写真のように順番にポーズをとる「シャッターチャンスを狙え」など2つのゲームが行われ、月亭八方チームが見事勝利、お年玉を獲得しました。続いて、桂雀々が「さくらんぼ」、トリの笑福亭仁智が「源太と兄貴」を披露して終演しました。
この後、福引が行われ、来場者に手ぬぐいなどをプレゼント。最後に笑福亭仁智の音頭による大阪締めで、12月1日から始まった「大阪落語祭」と2020年を締めくくりました