大阪文化芸術フェスで劇団そとばこまち第118回公演「のうみん〜三人の天草四郎〜」を開催!

2019年10月11日(金)〜14日(月・祝)

近鉄アート館

2ヶ月にわたり、大阪府下の会場で様々なイベントが行われている『大阪文化芸術フェス』。10月11日(金)、近鉄アート館では、劇団そとばこまち第118回公演「のうみん〜三人の天草四郎〜」が開催されました。歴史に残る「島原の乱」を舞台に、のうみんたちの戦い、天草四郎の奇跡が繰り広げられます。そとばこまちが誇るエンターテイメント時代劇シリーズの第六弾であり、これまでの最高傑作とも言われている今作の作・演出は、座長の坂田大地。会場にはたくさんの観客が詰めかけました。

大阪文化芸術フェスで劇団そとばこまち第118回公演「のうみん〜三人の天草四郎〜」を開催!

ストーリーは、飢饉に苦しむ天草の村人たちが悪政に耐えかね、奇跡を生み出す16歳の少年、天草四郎時貞の元、立ち上がります。四郎と出会い、志を一つにする「のうみん」、そして仲間たち。しかし四郎には秘密があり……。

敵となる徳川家光、松平信綱、さらに宮本武蔵、伊織親子も引っくるめ、登場人物たちの様々な運命が絡みあい、最後の決戦へと突き進んでいきます。

舞台はスタートから迫力の殺陣やダンスで観客を圧倒。畳み掛けるようなテンポで物語が進行していきます。

かと思えば、ツボを押さえた笑いどころもそこここに散りばめられ、観客は最初から芝居の世界にどっぷりとハマることに。

ド派手な音楽、決めどころにピタリとくる効果音、躍動する役者たちは、三方を客席に囲まれた舞台を飛び出し、生き生きと会場中を駆け回ります。また、芝居の中で演じられるどのキャラクターも個性たっぷり。

グググッとストーリーのなかに引き込んだかと思うと、パッと身を翻し、また次の展開へ。あっという間に驚愕のエンディング、そしてフィナーレへと続きました。

鳴り止まない拍手のなかの出演者全員がステージにそろったダブルコールでは、そとばこまちの舞台が3回目という吉本新喜劇の高井俊彦が挨拶。今回、初めて悪い役をやったとのことで「前回、前々回仲良くしてくれてたのに、ホンマに楽屋でもまあまあ孤独にするやんって思って」と嘆き節。そして、公演前にSNSなどで今回の役のセリフ「搾り取ったる!」を連呼していたら、ファンの方から牛乳をいただいたそう。高井は「搾乳じゃございません、牛乳苦手なんで」と笑わせました。

“写真OKタイム”のあと、最後は主役の鈴を演じた南園みちなの「みなさん、本日は誠に〜」のあと、全員で「ありがとうございました!」と声をそろえ、初日の舞台は終了しました。

劇団そとばこまち第118回公演「のうみん〜三人の天草四郎〜」は10月14日(月・祝)まで連日超満員で上演。殺陣あり、ダンスあり、泣かせるシーンありの舞台は観る者を惹きつけました。

  • イベント名
    劇団そとばこまち第118回公演「のうみん〜三人の天草四郎〜」
  • 開催日
    2019年10月11日(金)〜14日(月・祝)
  • 会場
    近鉄アート館
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