なぜなら、大阪!これぞ、大阪!ファッション・アートで今の大阪を発信する「BECAUSE THIS IS IT OSAKA」が開催されました。

2019年10月25日(金)〜27日(日)

うめきた2期地区 北街区暫定利用スペース

2ヶ月にわたり、大阪府下の会場で様々なイベントが行われている『大阪文化芸術フェス』。
10月25日(金)から27日(日)までの3日間、ファッションをはじめデザイン、アートなど、様々なクリエイティブ分野の才能が集結する展示・販売・体験イベント 「BECAUSE THIS IS IT OSAKA」が開催されました。
開催されたのはうめきた2期地区。大阪・梅田に近い好立地に、多くの方が来場されました。

なぜなら、大阪!これぞ、大阪!ファッション・アートで今の大阪を発信する「BECAUSE THIS IS IT OSAKA」が開催されました。

「BECAUSE THIS IS IT OSAKA」(以下「ビコーズ大阪」)はMade in OSAKAのクリエイティブや文化を、日本中に、そしてグローバルにその魅力を伝えるイベント です。ファッションや雑貨、アート、さらにはビジネスまで、大阪が誇る大阪なクリエイティブが一同に会しました。

26日(土)には大阪出身のイラストレーター黒田征太郎のライブペインティングが実演されました。
黒田征太郎といえば、アメ村の壁画アート、で思い浮かぶ方もいるのでは。
会場中央に板を立て、前日に描かれた「BANPAKU」の文字。これからライブペインティングが始まります。

ライブペインティングの前にユーモアあふれるトークも披露する黒田征太郎。
大阪万博のことを深く考えたことはなかったが、ある友人の一言で大阪万博に関わってみよう、と思ったそうです。実際、まだどんな万博になるかわからないけれど、ライブペインティングで「黒田征太郎なりの万博、バンパク、BANPAKU」を表現してみよう、と思い立ち、今回のイベントにつながった、と言います。

今回のライブペインティングは“爆音ジャズ”を展開する、SOIL&“PIMP”SESSIONSのトランペッター「タブゾンビ」 との共演!即興トランペットの演奏と黒田征太郎の魂の筆さばきが見事リンクします。

何かを描く、というのではなく、音を全身で受け止め、思うがままに筆を動かします。
まさに魂の競演。みるみるうちに鮮やかな色に彩られた、さらに躍動感あふれる姿に進化していきます。

クライマックスでは、筆だけでなく、インクを手ですくってぶちまけるというパフォーマンスも。
仕上げに黒田征太郎のサイン「KU」の文字を入れてまずは完成。
黒田征太郎とタブゾンビ二人の魂の競演が生んだアーティスティックパフォーマンスでした。

描き上げたあと、黒田征太郎はこう言いました。
「『これでこの作品が完成』とは思っていない。大阪万博に向けて、どこかに置いて上から落書きしてほしい。そして、落書きされて、落書きされて、完成に近づいていく」
アートに終着点はない、ひとりひとりがアートな意識を持っている、ということを発信してくれました。

ライブペインティング後は、イベント出展企業のロゴや屋号を黒田征太郎流に描き、大阪の企業・起業家と交流しました。

25日(金)、26日(土)にはお笑いだけでなくアートな才能をも持ったよしもと芸人の作品が展示された「吉本クリエイターズ」ブースに、作者のよしもと芸人が登場。
「天竺鼠」 川原と「アキナ」秋山がお互いの作品を評価しあったり、突っ込んだり。趣味の刺繍が高じてブランドを立ち上げ、イベント出展者でもある 「グッドウォーキン」上田も合流してトークを繰り広げました。

「祇園」の櫻井もブースに駆けつけ、来場客のリクエストに応えてイラストをブース壁面に書いたり、来場客と記念撮影をしたり。そこへRBTXCOとのコラボで実現した自らデザインの帽子をPBTXCOブースで展示していた「男と女」和田と市川が乱入。上田も合流して大盛り上がりの即興トークも展開されました。

テント外では「F-STREET」主催の古着フリーマーケットイベント 「大阪古着祭」が開催。
大阪の古着屋さんが一同に会し、ファッション好きの大阪の若者に古いけどなんだか新しい、古着を提供します。

1着1,000円の古着もあれば、何万円もする古着も。
地面のシートに広げられた古着たちを吟味するお客様。まさに掘り出し物を探しています。
掘り出し物、さらには宝物が見つかったでしょうか。

大きく膨れた紙袋を下げて、満足そうに会場をあとにしたカップルの後ろ姿が印象的でした。

イベントに出展していたのは大阪が誇るアパレルメーカーから、ファッションアトリエ、ファッションブランドに雑貨ブランド、スタートアップ企業もあれば、中には屋台まで出現。

その中のいくつかを紹介してみます。(出展者の皆さん、全部紹介できなくてごめんなさい!)

大阪のアートなファッションデザイナーの手による洋服を提案し続けているファッションブランド「RBTXCO(アールビーティ―)」。
アートでオシャレなアイテムが満載。とにかく大阪のファッションを、そしてアーティストをどんどん発信していきたい!という熱量が感じられます。

南船場のファッションアトリエ「SUNNY DAY TAILOR(サニーデイテーラー)」。兵庫県西脇産の生地を使ったオリジナルパターンのアイテムをアトリエ、という形で発信しています。
スタイリッシュだけどどこか暖かい、という印象を受けました。

靴の模様が動く?西成からは「numero uno]。靴のつま先の生地に液体に浮くスパンコールを入れて、動くたびに模様がきらめく靴が!動画でお見せできないのが悔しい。

同じく西成から、「Bantan Parrish」。婦人靴メーカーが独自ブランドを立てて、キュートでシャープでエレガントな婦人靴を提案。

泉佐野からはワインや抹茶、地ビールで染めた「NOKORIFUKUのこり福」や手触りの軽さが驚きのガーゼタオルの「SHINTO TOWEL」が出展。タオルに賭ける情熱、半端ないです。

東大阪からは木工の「箱屋常吉」。スマホスピーカーはインテリアとしてアートで、実際のスピーカーとしてもアコースティックな味わいでオシャレ。

鶴橋に店舗を構える「Soshun de Seven」は7姉妹が看板娘の靴ブランド。女性目線のアイテムがカワイイ。

奥にはオシャレな屋台が出現。缶詰ブランド「カンナチュール」と屋台プラットフォーム「STAND3.0」が合体出展。牡蠣ソテーとワインが来場者の胃袋をつかんでました。

その他紹介しきれませんが、テキスタイルからファッション、ファブリック、と多様な素材と洋服、雑貨、さらには屋台まで、大阪のアートなスピリットの表現は無限に広がっているんだ、と実感させられました。

最終日には黒田征太郎がちびっこと一緒にお絵かき。
アートに年齢は関係ない!そして、この瞬間。未来の大阪のアートの表現者たちが誕生しているのかもしれませんね!

『大阪文化芸術フェス』は、大阪の伝統文化だけでなく、BECAUSE大阪のようなイベントで、「大坂の今」も発信しています。
これからも大阪の未来・将来に向けて、過去も現在も分け隔てなく、「大阪の文化・芸術」を発信していきますので、大阪文化芸術フェスのイベント、チェックしてくださいね!

  • イベント名
    BECAUSE This is it OSAKA
  • 開催日
    2019年10月25日(金)〜27日(日)
  • 会場
    うめきた2期地区 北街区暫定利用スペース
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