1月27日(土)、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで「名曲コンサート in 大阪~時を超えたポップスの名曲を」を開催。
誰もが親しみやすく、馴染みのある楽曲ばかりを集めたシリーズ公演の第1弾であるこの日は、A Hundred Birds Orchestra、高岡早紀、Ms.OOJA、クリス・ハートが出演。「時を超えたポップスの名曲を」と題して、日本の70年代シティポップをはじめ、懐かしく、おしゃれでかっこいいポップスの名曲をたっぷりと届けました。
ナビゲーターを務める浅越ゴエ、近藤夏子が登場すると「大阪・関西万博の開催地である大阪を音楽で盛り上げましょう!今日は楽しんでください」と会場に向けて呼びかけました。
最初に登場したのは、1996年にDJ YOKUを中心に結成されたダンスミュージック・オーケストラバンド、A Hundred Birds Ochestraです。ドラム、ベース、ギター、ストリングス、ホーン…と徐々に音が重なり、照明が足されていく華やかなオープニングから24人編成による迫力のある演奏で盛り上げます。そして、DJ YOKUによる指揮のもと演奏されたのは、YMOの『RYDEEN』、ザ・ドリフターズのコントでお馴染みの『HIGE DANCE FESTIVAL』、『ルパン三世のテーマ』。一度は聴いたことのある名曲がゴージャスなアレンジで生まれ変わりました。
さらにA Hundred Birds Ochestraのシンガーをヴォーカルに2曲披露。Sweepの歌唱でMichael Jacksonの『Rock With you』、TeNの歌唱で山口百恵の『さよならの向こう側』がフリーソウル&ラバーズロック風アレンジで演奏されると、穏やかな空気が会場を包みます。
続いて、黒のドレスに身を包んだ高岡早紀が登場すると、会場からは大きな拍手が。ボサノヴァ、ジャズなど幅広いジャンルの音楽に挑戦し、歌手・女優としてマルチに活躍する高岡早紀。A Hundred Birds Ochestraの演奏をバックに村下孝蔵の『初恋』、小林明子の『恋に落ちて』、八神純子の『水色の雨』を披露し、ソウルフルかつ艶やかな歌声で会場を魅了します。歌い終えると、「オーケストラの演奏で歌ったのははじめてだったので、とても楽しかったです!バンドのみなさんに一生懸命についていきました!」と笑顔。ナビゲーターの浅越ゴエは、「『初恋』は男性目線の歌詞ですが、女性に置き換えて聴くとまた新鮮でした」と感想を語りました。今年デビュー35周年&歌手活動再開10周年を迎える高岡。今後の歌手活動については、「女優活動で培ってきた表現力を生かしていきたい」と意欲を見せました。
人にやすらぎ与える“1/Fのゆらぎ“のシルキーボイスを持つシンガー、Ms.OOJAが登場すると、ペンライトが振られ、拍手で盛り上がる会場。グリーンの爽やかなドレスが舞台に映えます。久保田早紀の『異邦人』を伸びやかなヴォーカルで歌いあげると、「一緒に踊りましょう!」とミラーボールがホールを照らす中、泰葉の『フライディ・チャイナタウン』、松原みきの『真夜中のドア』をパフォーマンス。サビでは観客が一緒に振り付けを楽しむ場面も。「楽しかったです!今年初めてのライブで、みなさんにお会いできてうれしい。オーケストラも最高のグルーヴを生み出してくれました」とコメントし、満足気な表情を見せたMs.OOJA。「繊細で力強い…まさにヒーリング効果がある素敵な歌声でした」とナビゲーターの浅越ゴエと近藤夏子も大絶賛。トークコーナーでは、曲に関する思い入れや、美しい声を維持するための日々の心がけなど、貴重な話も飛び出しました。
最後に登場したのは、アメリカ・サンフランシスコ出身のアーティスト、クリス・ハート。2023年にはメジャーデビュー10周年を迎え、俳優業にも挑戦するなど多方面で活躍中。高音ヴォイスが映えるBTSの『Dynamite』で会場をあたためると、おなじみのイントロからはじまる小田和正の『ラブストーリーは突然に』では、スイートな歌声でロマンチックに会場を魅了します。シティポップの名曲である山下達郎の『RIDE ON TIME』で締めくくり、表現の振り幅で会場を圧倒しました。ライブパフォーマンスで心がけていることについては、「とにかくステージを楽しむことです!」とクリス。2023年に銀幕デビューを飾ったクリスは、役作りでのエピソードトークでも楽しませてくれました。
最後はオールキャストによるスペシャルセッション。TeN & Sweepがリードする『Relight my fire』『Ain’t no mountain high enough』といった70’ディスコ&ソウルの名曲の数々を高岡早紀、Ms.OOJA、クリス・ハートがパフォーマンスする豪華なステージに観客は大盛り上がり。ミラーボールがきらめく中、あたたかいムードが会場を包み、大きな拍手の中イベントは幕を下ろしました。