2月11日（日）、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、「名曲コンサートin大阪～記憶に残る歌を届けます」が開催されました。
誰もが親しみやすく、馴染みのある楽曲ばかりを集めたシリーズ公演の第2弾であるこの日は、ヴォーカルアンサンブルOSAKA、城田優、一青窈、紅ゆずるが出演。
大人と子どもが一緒に楽しめ、世代を超えて歌い続けられる名曲を、たっぷりと届けました。
会場には、無料招待された小学校4年生から中学校3年生までの児童・生徒とその保護者が来場。
まずは日本センチュリー交響楽団（フルオーケストラ）によるユリウス・フチーク作曲『剣闘士の入場』でスタートし、心弾むメロディーが会場に響きます。
続いて、大阪・関西を中心に活躍する声楽家によるアンサンブルユニット、ヴォーカルアンサンブルOSAKAが登場。どこか懐かしく、田園風景を思い浮かばせる唱歌や、聞き覚えのあるオペラなどをメドレー形式で披露。ドレス＆タキシード姿も豪華で深みのある美声にうっとりする、豊かなひと時が展開しました。
続いては、俳優・歌手そして舞台のクリエイションとマルチに活躍する城田優がステージに。
日本センチュリー交響楽団（フルオーケストラ）の演奏をバッグに玉置浩二の『メロディー』、スピッツの『空も飛べるはず』、尾﨑豊の『I LOVE YOU』と、馴染みのある往年の3曲を披露し、ツヤのある歌声で歌い上げ、会場を魅了します。
今回の選曲について聞かれると、「親子で楽しめるをコンセプトに、日本が誇るJ-POPから語り継がれる3曲を選んだ」とのこと。舞台の演出やプロデュースにも携わる城田は「ミュージカルを継承していきたい。この機会にぜひ親子で、ミュージカルを見に行って欲しい」と呼び掛けました。
続いて、一青窈が登場すると会場からは大きな拍手が。
デビュー曲『もらい泣き』を歌いあげると、1977年に公開された映画『ニューヨーク・ニューヨーク』のために書かれた楽曲『New York New York』を披露、最後は大ヒット曲『ハナミズキ』で締めくくり、心に沁みる歌声と独特の世界観を表現したパフォーマンスで観客を魅了しました。
『New York New York』は、自身がニューヨークでボイストレーニングのレッスンを受けていた頃の思い出が蘇り「気分が高揚する曲」と明かします。『ハナミズキ』が教科書に掲載され、また常にカラオケの上位ランキングに入っていることについて感想を聞かれると、一青は「愛してもらってうれしいです。ありがとうございます」と感謝を述べました。
最後に登場したのは紅ゆずる。その名前を印象付ける鮮明な赤色のドレス姿でステージに登場し会場を魅了します。
Mr.Childrenの『しるし』、由薫の『星月夜』、竹内まりやの『いのちの歌』を力強く華やかに歌いあげ、物語が浮かぶ歌声に感動した観客が涙する姿も。
『しるし』と『星月夜』は「人を大切に思うことが歌われている」と説明。『いのちの歌』については、「歌詞はシンプルだが、人は生かされているということが歌われていて、初心に戻れる歌」と自身にとっても大切な曲であることを告白しました。大阪市出身である紅は、「大阪弁は英語の発音に近くインターナショナル。関西人であることを誇りに思っている」と力説。さらに「日本センチュリー交響楽団という生オーケストラを大阪人として誇りたい」と述べました。
ナビゲーターの大抜卓人から出演者へ今回の感想を聞かれると、日本センチュリー交響楽団（フルオーケストラ）の指揮者、柳澤寿男は「大阪府・市の尽力で、親子でオーケストラを聞く機会を設けてもらい、とても嬉しいです。クラッシックだけでなくポップスもあるので、これを機会にコンサートに来てもらいたいです」。ヴォーカルアンサンブルOSAKAは「普段はマイクを使わず歌うので、ぜひ劇場に体験しに来て欲しいです！」とアピール。
城田優は「音楽は人生を豊かにしてくれるので、ステージで歌ったり踊ったりする機会になって欲しいです。これからも素敵な時間を持って欲しいです」。
一青窈は「贅沢な環境で歌えて感謝します。自分の好きなことを続けて欲しいです。大好きな歌を歌えてよかったです」。
紅ゆずるは「大阪からエンターテイメントを発信でき嬉しいです。今思った感動が経験になります。夢は「できる！やる！」と思い込んで、親子で前に進んでください！」と、エールを送りました。
エンディングは全員で『星に願いを』を合唱。オーケストラが奏でる、とても豪華で贅沢なハーモニーが会場に響き渡ります。大きな拍手に包まれ、コンサートは終了しました。
