12月11日(土)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで第二回大阪落語祭「大阪城歳末特大寄席」が開催されました。25人の上方落語家が出演。長時間にわたる公演で、高座はもちろん、大喜利あり、福引大会ありと、会場はおおいに盛り上がりました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場時の検温と手指の消毒、マスクの着用、連絡先の提出もしくは「大阪コロナ追跡システム」登録のお願いなどの対策がとられました。
会場入り口では、11時の開場と同時に錣打ち(しころうち)が行われ、お客様をお出迎え。大阪落語祭のオリジナル手ぬぐいなど落語関連のグッズを販売するブースも設置され、お客様でにぎわいました。
開口一番の月亭希遊さんは「時うどん」を熱演。続く桂三象さんは「憧れのカントリーライフ」、笑福亭松喬さんは「尻餅」、桂雀々さんは「代書」を披露しました。
一回目の中入り休憩をはさみ、笑福亭智六さんが「相撲場風景」、桂ひろばさんが「真田小僧」、桂雀三郎さんが「ちしゃ医者」、桂小文枝さんが「孝行糖」を口演、さすがの話芸で会場を盛り上げました。
二回目の中入り休憩後、月亭八光さんが登場し、4人の噺家の出演順をじゃんけんで決めることを説明します。じゃんけんに挑むのは、月亭八方さん、桂梅團治さん、桂かい枝さん、桂まん我さん。トップは10分、2番目は15分、3番目は20分、4番目は25分と出演順によって持ち時間が違うため気合が入ります。結果、桂かい枝さん、桂まん我さん、月亭八方さん、桂梅團治さんの順番になり、それぞれ「初天神」「かぜうどん」「SDGsエコノミ焼き」「井戸の茶碗」を披露しました。
三回目の中入り休憩後は、桂三河さんが「お忘れ物承り所」、桂小春團治さんが「職業病」、桂文之助さんが「片棒」を熱演。そしてオオトリの笑福亭仁智さんが「ハードラック」を口演し、会場を沸かせました。
四回目の中入り休憩後は大喜利コーナーに。月亭八光さんが司会を務め、10人の噺家が桂小文枝さんのチームと、月亭八方さんのチームに分かれ、来月のギャラが上乗せされるという勝利者賞をかけて対決。やりくり川柳で会場をおおいに盛り上げ、月亭八方さんのチームが勝利しました。
この後、福引大会が行われ、出演者が提供した手ぬぐいなどが来場者にプレゼントされました。最後に、笑福亭仁智さんの音頭による「大阪締め」で締められました。