6人の演出家が描くオムニバス作品「リバー・ソングス ~大阪を流れていた6枚の枯葉~」を開催

2021年2月27、28日

ABCホール

2月27日(土)と28日(日)、大阪市福島区のABCホールで、演劇「リバー・ソングス ~大阪を流れていた6枚の枯葉~」が開催されました。6人の劇作家が綴った大阪の川にまつわるストーリーを、6人の演出家が描いたオムニバス作品。それぞれが独立したストーリーでありながら、全体で一つの作品になる物語で、2日間で計4回上演されました。

新型コロナウイルス感染防止のため、お客様の検温と手指のアルコール消毒、コロナ追跡シートの記入を徹底したほか、座席は前2列を設置せず、一席ずつ間隔を空けての使用としました。

1作目は、総合演出を務める後藤ひろひと作の「ミステリー・クルーズ」。兵動大樹と福本愛菜が演じる男女が、名前も分からない大阪の川をなぜか船で漂流しているシーンからスタート。この作品は、各作品をつなぐ役割を担い、各作品の間に2回、フィナーレとしても上演されました。

2作目は、「ゲキゲキ/劇団『劇団』」のメンバーによる「ダックスアンドドレイクス」。作は小西透太、古川剛充が演出し、古川剛充、中路輝、町田名海子、松田悠が寝屋川のほとりで繰り広げられるヒューマンストーリーを演じました。

続く3作目は、村角太洋(THE ROB CARLTON)作、お~い!久馬(ザ・プラン9)演出の「大紛糾」。ザ・プラン9のコヴァンサンときょうくん、THE ROB CARLTONの満腹満、武田訓佳の4人による、淀川にまつわる論争が繰り広げられました。

4作目はMousePiece-reeによる作品「カッパdeルンバ(土佐堀川の憂鬱)」。作者の早川丈二と演出の森崎正弘がともに出演し、上田泰三を加えた3人で土佐堀川を舞台にしたストーリーをコミカルに演じました。

5作目は、野村尚平(劇団コケコッコー)が作・演出ともに手掛けた「あまのがわ」。鮫島幸恵、吉岡友見、佐々木ヤス子、田川徳子が演じる4人の女性が集まった理由とは…。天野川付近の店に逃げ込んだ女性たちのサスペンスを怪演しました。

6作目は、わかぎゑふ(玉造小劇店)作、チャーハン・ラモーン演出の「水底でゆらり」。木内義一(テノヒラサイズ)と堀川絵美が、安治川隧道で偶然出会った男女を好演しました。

締めくくりは「ミステリー・クルーズ」。2人が漂流していた理由の謎がついに…。
フィナーレはそれぞれの物語に出演した人物たち全員が登場し、盛況のうちに終演しました。

  • イベント名
    大阪府文化芸術創出事業『リバー・ソングス~大阪を流れていた6枚の枯葉~』
  • 開催日
    2021年2月27、28日
  • 会場
    ABCホール
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