レポート

三千家が集結しての大茶会! 堺・大仙公園で「大仙大茶会」を開催!

開催日程:

2025年5月25日(日)

会場:

大仙公園(大芝生広場)

5月25日(日)、大阪府堺市の大仙公園(大芝生広場)で「大仙大茶会」が開催されました。

堺市のシンボルパークとして知られている大仙公園。今回は広大な敷地を持つ公園の大芝生広場で、茶会やコンサート、トークショーなどが行われました。

当日は朝まで雨が降るあいにくの空模様。しかしイベントがスタートする時間には雲は低く垂れ込めているものの、雨は止んでいるという状況に。会場にはたくさんの人が集まってきます。会場内では、表千家、裏千家、武者小路千家の三千家が一堂に会した大茶会を開催。お点前の実演が行われたほか、野点席はお抹茶、堺の銘菓(生菓子)を楽しもうと、受付にはたくさんの人たちが列を作っていました。

ステージではMCの福本愛菜さんが今回のイベントについて、大阪府と大阪市が中心となって取り組んでいる、大阪の文化芸術の魅力を発信するプロジェクトの一環であることを伝えるとともに、コンサートの出演者を紹介。琴、三味線、和太鼓などの和楽器にヴァイオリン、キーボードが加わった「Music Circus」のメンバーがステージに登場し、演奏がスタートします。

1曲目「Circus!!」から迫力のあるサウンドを聞かせるメンバーたち。和太鼓のイントロから始まる「Black fever」、静かなピアノの音色と篠笛の音色が優しく響く「紅葉〜朧月夜」へと続けます。コンサートスタートのころから少しだけ降っていた雨も、松任谷由実さんの「春よ、来い」が演奏されるころには上がり、新緑の爽やかな季節をイメージしたという「Breezy sky」へ。そして「皆さんが知っている曲」と「紅蓮華〜いつも何度でも〜風のとおり道〜ルパンⅢ世のテーマ」というアニメソングのメドレーを聞かせます。ラストは「情熱大陸」。会場中が手拍子で演奏にレスポンス。大いに盛り上がったコンサートの終わりには「めちゃくちゃ気持ちいいです!」とメンバーも笑顔を見せていました。

午後からのステージではトークショーも開催。人気コンビ「すゑひろがりず」が登場し、まずは漫才を披露。手にした小鼓は円満の象徴で縁起のいい楽器とアピールするとおなじみの着物姿で会場を盛り上げました。トークショーでは、2人がお茶の先生からお点前などについてレクチャーを受けます。三千家が一堂に揃う機会は大変珍しいなど、今回の大茶会について説明を聞いたあと、ステージに用意された床几に座り、実際にお茶を点ててみることに。手で茶碗を押さえて、手首を楽に、と説明を受けたすゑひろがりずの2人は、先生から「バッチリ!」とお墨付きをもらっていました。続いての飲み方では、器も楽しむので、きれいに飲み切るようにとのレクチャーも。さらに、お茶にはたくさんの流儀があること、三千家の作法の違いについてなどを伝えられました。

その後、ステージでは2度目となる「Music Circus」のライブがスタート。軽快なリズムが耳に心地よい「リベルタンゴ」、琴とピアノ、そして歌で聞かせた「小さな空」、「Music Circus」のオリジナル曲「for your smile」、YOASOBIの「ツバメ」など、午前中とは一部曲目を変え、素晴らしい演奏を聞かせてくれました。ステージ後方では、ハンモックにゆられながら演奏を楽しむ人など、空模様を心配しましたが、イベントは終了時間まで多くの人で賑わいました。

  • イベント名
    大仙大茶会
  • 開催日

    2025年5月25日(日)

  • 会場

    大仙公園(大芝生広場)

TOPへ戻る