2月1日(木)、道頓堀ZAZA HOUSEで「OSAKA SKIT theater ~Dancers Perform Timeless Hits!~」の初日公演が行われ、数多くのダンサーが出演。世界的なヒット曲にのせたノンバーバル・ショートパフォーマンスショーでステージを盛り上げました。
古くから舞台公演が盛んに行われていた大阪は、文化芸術の都市としての一面もあります。今回の「OSAKA SKIT theater」は、大阪で育まれた舞台技術を使ったショート公演を組み合わせ、国内外の来阪者に気軽に楽しんでもらおうというもの。「~Dancers Perform Timeless Hits!~」は2月1日(木)から4日(日)までの間、4組のユニットが世界に向けたエンターテイメントとして、ダンスパフォーマンスを展開しました。
今回のイベントには4組のユニットが参加。まずは身長175cmの姉妹ユニット「SIS」のステージから。演出、振り付けを「SIS」の2人、SAKRAとCHINATSUが担当し、パフォーマンスにはHIMARI (SISTERLY)、Sacchan (SISTERLY)、Waka (SISTERLY)、Seri (SISTERLY)といったダンサーたちも参加します。パフォーマンスの舞台は学校の教室。チェックのジャケットを着た生徒たちが、メガネ姿の先生といっしょに音楽に合わせ、ダンスで授業を続けていきます。フリップにはA、B、C順にアーティストの名前や今回のストーリーのキーワードを提示。日本語ナレーションの英訳も書かれるなど、海外の人にわかりやすいよう工夫されています。そして次々とフリップに書かれたアーティストの曲に合わせてダンスを披露していくメンバーたち。クイズ形式でアーティスト名を答えるシーンでは、会場からは笑いが起こるシーンも。ビヨンセ、クリスティーナ・アギレラ、レディー・ガガといったディーヴァたち、そしてアース・ウィンド・アンド・ファイアーやクイーンといったレジェンドなど様々なアーティストたちの名曲と合わせて魅せるキレキレのダンスには、会場から度々歓声が起こって大盛り上がり。圧倒的なスピード感で駆け抜けたパフォーマンスは見事の一言でした。
続いては「protrude」。初日には、MUKABI、AiNa、Chii、RAY、村上穂花、千祥といったメンバーがパフォーマンスを見せてくれました。ステージは先ほどまでの華やかで派手なイメージから一転。激しく動きながらもどこか抑えた感情を思わせるパフォーマンスからスタートします。そこから6人のダンサーがしなやかで伸び伸びとした動きで、迷いや葛藤、解放、祝福など、さまざまな感情やシーンをダンスで表現。熱さと冷たさが見事に融合したパフォーマンスを見せてくれました。
3組目は、ストリートダンスの1つのジャンル、ロックダンスを使ったエンターテイメント集団「PLEAzENTS」が登場。TAKE-C、HI-SAE、ETSUKO、GOLD MOON、tsugumi、MARINO、JIN、MIZUKI、KAHO、KAZHA(PLEAzENTS)といったダンサーたちが、スタートから盛り上げていきます。途中にはキラキラと輝く“ミラーボールマン“が登場したほか、セクシーなダンサーがステージを降り、観客とコミュニケーションをとるシーンも。思い思いのクールな衣装に身を包んでのダンスがあるかと思えば、どこかで見たことのある星条旗のワンピースをまとったスキンヘッドのダンサーが登場するなど、ユニークな演出もそこここに散りばめられています。ダンサーたちは、次々と展開する様々なシチュエーションを華やかなパフォーマンスで盛り上げました。
イベントのラストには、大阪を拠点に2003年に活動をスタートしたブレイクダンスチーム「MORTAL COMBAT」が登場。初日のステージは、YA-SU、RYOMA、Kidquick、Ruivo、kioといったメンバーでパフォーマンスを行いました。リラックスしたムードからスタートしたかと思ったら、あっという間に会場から手拍子、そして歓声が上がるなかダンスタイムに突入。体全体を使ったアクロバティックなものや、ダンサー同士の息の合った動きなど、目が離せません。MCではメンバー紹介とブレイクダンスついての説明も。ブレイクダンスにはトップロック、フットワーク、パワームーブ、フリーズの4つの動きがあることを日本語と英語の両方で伝えると、それぞれの動きを実演。最後までハイレベルなパフォーマンスが連発するクオリティの高いステージを見せてくれました。