レポート

ダンスの街・大阪に若手から世界的ダンサーまでが集結! 「ULTIMATE JUNCTION 2024」開催

開催日程:

2024年1月13日(土)

会場:

COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

1月13日(土)、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで、トップダンサーたちが集結した「ULTIMATE JUNCTION 2024」が行われました。参加したのは全国からよりすぐられた57組。卓越したパフォーマンスが次々に飛び出す、究極のダンスショーを見せてくれました。

ステージにはMC TATSUYA、MC KNITの2人が登場。「ULTIMATE JUNCTION」が「大阪国際文化芸術プロジェクト」の一環として開催されることを伝えると、イベントの内容を説明します。「SPECIAL SHOWCASE」は、登場する全チームが「JAPAN DANCE DELIGHT」のファイナリストであり、優勝、入賞経験をもつチームも多数含まれている42チームと超豪華ゲスト4チームが参加すること。そして「CHOREOGRAPHER SHOWCASE」では、関西で活躍する11人の超人気コレオグラファー(振付師)が大人数編成でのショーケースを披露すること、さらに令和6年能登半島地震の義援金募集についてのお願いも伝えられました。

イベントは5部構成で、それぞれ10チームほどがダンスを披露。各部、冒頭で「CHOREOGRAPHER SHOWCASE」が、続いて「SPECIAL SHOWCASE」が行われます。10人から多いチームでは30人以上でのパフォーマンスを見られたのが、「CHOREOGRAPHER SHOWCASE」。「Kury」は、約20名が一斉に見せるパフォーマンスのほか、ビートの効いた曲に合わせてソロでのダンスも多数含まれるなど、見どころたっぷり。「MICHI」は一転、全員が黒のコスチュームに身を包んでの登場。切ないメロディにのせて、秘めた情熱を感じさせるダンスで魅せてくれました。

2部のトップを努めた「SAKAPON」は、音楽が始まると同時にメンバーが続々とステージに登場。次々と繰り出されるクオリティの高いダンスに会場からは歓声も上がります。続いての「YUKI」は、女性ダンサー17人によるパフォーマンス。舞台を効果的に使ったステージングや、途中で衣装をチェンジする演出など、魅せるダンスを披露しました。

華やかな赤の衣装で登場したのは「JOSE」の面々。軽快な音楽に合わせてのメリハリが効いた軽やかなダンスは、見ている方も自然に体が動きそうになる出来栄え。「Na☆」も、全員が赤のジャケットでパフォーマンス。大人数ならではの息の合ったダンスで会場を魅了しました。

「K-KO」は女性9人でのパフォーマンスを披露。パワフル&セクシーなガールズヒップホップがステージで炸裂しました。性別年齢とも幅広いメンバーがダンスを見せてくれた「Takanoly」。ソロパートから全員での迫力あるステージングまで、華やかなパフォーマンスが印象的でした。「EKO」はジャズダンス。今回のステージではレアな日本語歌詞の音楽をバックに、シックな黒の衣装でストーリー性のあるダンスを見せてくれました。

「MA-KUN」は全員がサングラスをかけたスタイルでパフォーマンススタート。30人以上という大人数で、ステージを所狭しと動き回る迫力満点のダンスを披露しました。「REIKO」は、情熱的な赤のコスチュームとライティングが印象的なステージを展開。日本語歌詞の曲とダンスがシンクロし、独特の世界観を生み出していました。

「SPECIAL SHOWCASE」では、2人組のユニットや姉妹チーム、男女ミックスの3人組、さらに多人数のチームなど、バラエティに富んだチームが登場。会場からは歓声や拍手のほか、出演者の名前もコールされます。チームが個性的なことはもちろん、そのダンスも様々なものが登場。自由度の高いフリースタイルジャズやコミカルな動きも取り入れたロッキン(ロックダンス)、さらにポッピン(ポップダンス)やヒップホップ、ハウスなどなど、それぞれにハイレベルで個性的なパフォーマンスを次々に見せてくれます。

東京からのゲスト「BetRay」は、世界大会優勝者とDリーガーという2人のユニット。シャツとパンツのリラックスしたスタイルでパフォーマンスがスタートすると、スローなリズムから激しいビートまで変幻自在のダンスを見せてくれました。関西で80年代後半から90年代前半の古き良きヒップホップを守り続けているのが「MIDDLE FILTER」。ゆったりとしたビートに身を委ねてのダンスはクールそのものでした。

東西のポッピンシーンの雄によるチーム「BOO+SHOW-GO」は、その卓越したテクニックを余すこと無く披露。音楽とのシンクロも素晴らしいパフォーマンスに、会場も魅了されていました。「MORTAL COMBAT」は20周年を迎えた関西が世界に誇るブレイキングチーム。パフォーマンスの途中に拍手も起こるなど、そのテクニックは素晴らしいのひと言。圧巻のステージを見せてくれました。

還暦を迎えた超ベテランメンバーもいるロッキンチーム「LOW FAT MILK.T-PAC」は、世界的コンテストでも受賞歴のあるベテランチーム。余裕さえ感じられる一流のパフォーマンスで会場を魅了し、パフォーマンス中には歓声も起こるなど、オーディエンスのハートをガッチリとキャッチします。「Novel Nextus(HIRO,PInO,TAIKI,HIKARU,KEIN)」はハイレベルなテクニックが持ち味。世代を超えたハウスダンサーが集結したパフォーマンスはまさに圧巻。5人それぞれがソロパートをたっぷりと見せ、会場を盛り上げました。

関西を代表するビバップチーム「MAD ON J MASTERS」は、シックな黒の衣装に身を包んだ5人のメンバーが、キレのあるステップでシャープなダンスを連発。スピード感あふれるステージはさすがのひと言です。「Grace “f” (sangría × Rm sister)」は、関西のワッキングチームによるスペシャルチーム。伸びやかでグルービーなダンスで会場をヒートアップさせるなど、センス抜群のパフォーマンスで盛り上げました。

世界的に活躍する2人のチームが「Co-thkoo」。それぞれのスタイルをたっぷりと堪能させてくれるダンスはまさにワールドクラス。そのパフォーマンスに会場も歓声でレスポンスしていました。イベントのラストは、MCから「日本のシーンを支える2人」と紹介された「PEET & YOSHIE(Be Bop Crew)」。リラックスした雰囲気を感じさせつつも、そのダンスはキレキレ。トリを飾るにふさわしいパフォーマンスに会場も大いに盛り上がりました。

  • イベント名
    ULTIMATE JUNCTION 2024
  • 開催日

    2024年1月13日(土)

  • 会場

    COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

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