11月18日（土）、19日（日）の両日、大阪府立国際会議場（グランキューブ大阪）にて、「OSAKA DREAM LIVE 2023-autumn-」が開催されました。ステージでは、トップアーティストたちが素晴らしいライブを披露。生徒、学生たちとのコラボパフォーマンスも見られるなど、大いに盛り上がりました。
初日、2日目とも、会場には、無料招待された数多くの生徒、学生が来場。開演前から熱気に包まれていました。
初日のMCはFM802でDJを務める落合健太郎、シンガーソングライターの近藤夏子の2人。「大阪国際文化芸術プロジェクト」について説明を行ったあと、今日のイベントでの学生とアーティストの共演も予告。大阪府、大阪市といった行政がこのイベントを主催していること、これまでの「DREAM LIVE」の内容などを伝えました。
初日のトップに登場したのはREIKO。ステージに姿が見えた瞬間、会場はスタンディングでレスポンスします。DREAMS COME TRUEの名曲『決戦は金曜日』のカバーからライブがスタート。2曲目の『No More』を歌い終え、会場に向けて自己紹介。「今日はソロアーティストとしての2回目の遠征なんです」と明かすと、観客から拍手が起こります。ラストはデビュー曲『BUTTERFLY』で締めくくりました。
続いては、LIL LEAGUEが登場。「今日1日、最高の思い出を作っていきましょう！」と会場に声を投げかけると『Rollah Coaster』『Coloring Book』『Monster』を立て続けに歌い、盛り上げます。MCでメンバーが年上組と年下組に分かれていることなどを伝えたあと、学生とのコラボパフォーマンスへ。『Hunter』でメンバーと一緒に踊る大阪府内の中学生のダンス部5名、さらに『Okay』で加わった大阪府内の高校生10名たちに、会場は大歓声とタオルパフォーマンスでレスポンスしていました。『飛龍 -FeiLong-』のあと、4年後にドームツアーを行いたいという夢があると伝えると、会場にも「夢を追うことは、もちろん不安や辛いこともあります。ぜひ音楽の力を通して、そういったものに立ち向かって、皆さんの夢を叶えていけたらと思います」とメッセージ。ラストチューンの『Higher』でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
続いてのAile The ShotaはDJを従えてのステージ。「僕も皆さんを踊らせたいと思います」と『DEEP』からライブがスタートします。速いビートの『Pandora』『IMA』で会場を盛り上げたあと、MCでは「みんな学生なの？」と呼びかけると、「学生時代を思い返しながら歌いたいと思います」とスローな『常懐』、続けて『M.L.N.D』へ。そして「抑制されてる学生時代に好きと思えること、それをこれからも大事にしてほしいと思います」と会場に伝え、「1曲は愛の歌、そしてこの歳になってもまだ夢を見てるという曲」と『No Frontier』『J-POPSTAR』の2曲を届けてくれました。
1日目のトリを飾ったのはDA PUMP。1曲目の『P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル』のイントロから会場は大盛り上がり。キレキレのダンスにも歓声が上がります。『Dream on the street』のあとはリラックスしたトークで会場とコール＆レスポンス。自己紹介の順を会場に問いかけたかと思うと、観客に名前を尋ねる、ボイスパーカッションを聴かせるなど、笑いを交えて盛り上げます。そして「みんなが生まれる前にできた曲なんだ」と『ごきげんだぜっ! Nothing But Something』『if…』と初期のヒットチューンを連発。そのあとのMCでも「学生時代どうだった？」とメンバー同士で語り合うなど、肩の力の抜けたトークを展開しつつ、会場を埋めた生徒、学生たちへ「楽しんだ方がいいよ」「笑ってりゃなんとかなる」とメッセージを伝えるシーンも。続いてダンスのレクチャーをしたあと、『サンライズ・ムーン 〜宇宙に行こう〜』では、会場全体で一緒にダンス。そしてラストの『U.S.A』へと、大盛り上がりのライブは終了しました。
2日目には会場のエントランスに物販ブースが登場し、グッズを購入する観客の姿も見られました。MCはスマイル・瀬戸洋祐とFM802のDJ・高樹リサが担当。このイベントが大阪の文化芸術の魅力をたっぷり発信していくものであることなどが伝えられたあと、2日目も学生とアーティストのコラボが行われることが明かされました。そして出演アーティストが発表されると、会場からは拍手も。さらに今日の来場者の中から4名に、アーティストのオリジナルグッズの詰め合わせがプレゼントされることも伝えられました。
初日と同じく、たくさんの生徒、学生で埋まった会場に現れたのはTOMOO。ピアノを弾きながら、伸びのある声で『Grapefruit Moon』からライブがスタート。跳ねるリズムの『Ginger』では、会場から手拍子も起こります。歌い終わると会場に笑顔で挨拶。今日のライブを楽しみにしていたことを伝えると、「パンの歌を」と『ベーコンエピ』へ。そして「このあともめちゃめちゃ楽しんでください」と語りかけると、ラストの『Super Ball』を歌い上げました。
TOMOOのピアノ弾き語りから一転、ビッケブランカはバンドスタイルでのライブ。オールスタンディング状態の会場で『革命』『Winter Beat』と続けます。MCでは生のライブの魅力についてアピールすると「元気なやついきます」と『Ca Va?』『ウララ』で、会場をしっかりと盛り上げました。そしてここからは学生とのコラボパフォーマンスに。プロのミュージシャンとともに学生たちがステージに立つと会場も拍手で応援。ビッケブランカも学生とのコラボは初めての経験とのことで「うれしいですね」と笑顔を見せます。曲は『Shekebon！』。5人の学生たちはツインギター、ベース、ドラム、キーボードと、それぞれのパートで熱のこもった演奏を披露、会場は大きな拍手に包まれました。コラボを終えたビッケブランカは「いいですね」と再び笑顔。学生メンバーも「全部出し切れました！」と充実の表情でした。ステージ上では記念撮影も行われました。
オープニングの『DE.BA.YA.SHI.2021』をBGMに登場したきゃりーぱみゅぱみゅは「大阪―！ みんなで盛り上がろうね！」と『にんじゃりばんばん』からライブスタート。「どどんぱ」で会場を煽ると、4人のダンサーとともにステージ全体を使ってパフォーマンスを繰り広げます。MCでは「私のライブは一緒に歌ったり、踊ったり、楽しんでほしいなと思います」と告げ、「恥ずかしがらないで一緒に踊ってもらえませんか？」と、ダンスのレクチャー。続いての『一心同体』では、会場全体がダンスでひとつになって盛り上がりました。『原宿いやほい』『最&高』のあとは、自身の経験から英語と恋愛をがんばって、と会場へメッセージ。ラストは「ロックな1曲でお別れしたい」と『ファッションモンスター』で締めくくりました。
2日間にわたって開かれた「OSAKA DREAM LIVE 2023-autumn-」の最後を飾るのは、SCANDAL。まずは『瞬間センチメンタル』『テイクミーアウト』と立て続けに2曲を演奏。今日は音楽の良さを知る日と話し、「皆と同じぐらいの中高生の時に4人で結成して。17年続けていると、いろんな悩みを抱えながら、それでも4人だから楽しく続けてこられた。皆にもハイライトな瞬間がたくさんあったらいいなという願いを込めて」と新曲の『ハイライトの中で僕らずっと』へ。そして『夜明けの流星群』から『Tonight』と続けます。ラストの『SCANDAL BABY』まで、タイトなバンドサウンドでイベントのフィナーレにふさわしい盛り上がりを見せてくれました。ラストは最初に伝えられていたオリジナルグッズの当選者発表を実施し、イベントは終了しました。
