レポート

実力派ダンサーたちとアーティストがこの日限りのコラボを実現。『TURNT UP OSAKA  -DANCE&MUSIC-』

開催日程:

2025年7月12日(土)、13日(日)

会場:

SkyシアターMBS

7月12日(土)、13日(日)の2日間、SkyシアターMBSにて、『TURNT UP OSAKA -DANCE&MUSIC-』が開催されました。
両日とも夏らしい晴天のもと、会場には世代を超えた多くの来場者が集まりました。MCの小林大河さんは「『TURNT UP OSAKA』は直訳すると“大阪をアゲていこう、盛り上げていこう!”という意味です。大阪、Are You Ready!?」とコール&レスポンスで盛り上げ、「『TURNT UP OSAKA』スタートです!」と勢いよく開会を宣言しました。

トップバッターをつとめたのは、11〜14歳の男女14人のボーカル&ダンスカンパニー「PG」。カラフルな衣装をまとったメンバーがステージに登場すると、会場は歓声に包まれました。
最初に披露されたのは、デビュー曲『WA・BI・SA・BI』。ボーカルとラップが次々に切り替わり、フォーメーションを変えて繰り出されるダイナミックなダンスは完全にプロの技で会場を圧倒しました。
さらに、最新曲『BANABANA』を初披露。ラテンの雰囲気漂うアッパーなナンバーは、一度聴けば覚えてしまうキャッチーさ。あどけない笑顔や初々しいMCに癒されつつも、歌詞やサウンドからは世界を見据えている姿勢が伝わりました。

ダンスチームのトップバッターを務めたのは、「0ne∞ness」。
ステージでは、『Au Revoir』の楽曲にあわせて、メンバーが一人ずつ順番にピンスポットライトで照らされ登場します。インドの民族衣装・レヘンガにも似た衣装を身につけた9人の姿があらわになると、MISIAさんの『フルール・ドゥ・ラ・パシオン』の曲に乗せて、力強くダイナミックなダンスが繰り広げられました。静から動へ、個から集団へと展開するステージングは圧巻。フランス語で「情熱の花たち」という意味を持つこの曲にぴったりの祝祭感とエネルギーが会場に満ちあふれました。

続いては、POP歴22年で京都・関西を中心に数々のバトルコンテストシーンで活躍する傍ら、コンテンポラリーの舞台などにも出演しマルチに活動するよしたくさんと、アジアを中心に海外や世界規模の大会でも圧倒的な存在感と実績を誇るMIKUさんの夢のコラボステージです。
2人は身体の筋肉を弾く動きでリズム(ビート)を取り、力強さとしなやかさを兼ね備えた動きが特徴のPOP(POPPING)を披露。ロボットダンスのように細かく関節や手先を震わせることで、どこか近未来的な雰囲気を醸し出します。音楽のビートに合わせて、ソロや、2人がシンクロする繊細な動きは、観客を大いに魅了し、会場がざわめくほどのパフォーマンスとなりました。

続いて、日本を代表するクランパーのBig Krowさんが率いる、中高生中心のクランプファミリー「Krow Fam」が登場。天井の照明装置が下がり、真っ赤に照らされたステージでは、一層の高揚感に包まれます。Big Krowさん、LilKrowさん、Girl Krowさん、Prince Krowさんの4人が登場すると、ビートが加速するにつれ、クランプ特有の激しい動きと感情表現を全身で繰り広げました。ギャングの抗争を彷彿とさせるスリリングなダンスに、観客は思わず息を吞みます。リアルな動きと迫力で強烈な余韻とエネルギーを会場に残しました。

2人組JAZZダンスチーム「Jasmine」。揃いのシックなシアードレスを身にまとい、ダイナミックに手足を伸ばしてジャンプやターンを繰り広げたり、床を使ったムーブも印象的。 “2人だからこそ”生み出せる一体感はまさに圧巻でした。

続いて、三浦大知さんやMISAMOさんなどのバックダンサーを担当し、企画演出など多角的な視点からダンスシーンを支えるSoma Nittaさんと、小学生の頃からバトルやコンテストで数多くの入賞を果たし、若手の注目株として活動する実力派ダンサー・TENKAさんによる振付作品です。総勢28名のダンサーによるパフォーマンスで、ビジョンに映し出されたミュージックビデオが効果的に使われ、目まぐるしく変わる展開や、ジャンルを織り交ぜたハイレベルなダンス、日本文化を感じる特徴的な衣装によって、独自の世界観が表現されていました。

武術をベースとしたフリースタイルアクロバット「トリッキング」をバックボーンとするRikubouzさん。しっとりとしたアンビエントなピアノサウンドに乗せて静かにステージに現れると、コンテンポラリーダンスやフロアワークなどの要素を巧みに取り入れ、しなやかな身体で自由に表現していきます。“ダンスを見せよう”としているのではなく、彼の日常生活の延長にあるものを覗き見しているような、不思議な感覚になるパフォーマンスでした。

紹介されると同時に、客席から大きな歓声が湧き上がったのは、JESSICAさんら5人組フィメールチーム「猪」。それぞれトップアーティストのバックダンサーやコレオグラファーとして活躍するメンバーゆえに、個々のスキルの高さが際立つキレキレのストリートダンスは圧巻。1人ひとりの見せ場があり、圧倒的なパワーで会場を最高のエンターテインメント空間へと変えていました。

関西を拠点にストリートダンスと音楽を深く探求し続ける4人組「JAM」は、楽曲に乗せてファンキーにダンスを披露。80年代ミュージックと、オールドスクールなファッションで、4人が一列になって踏むステップとグルーヴィな躍動感で、会場からはクラップが湧き起り、終始ノリの良いパフォーマンスで観客を魅了しました。

2024年パリ五輪に出場したShigekixさんら7人で構成する「Xll After Ours」は、これからの日本のブレイキンシーンを牽引する新世代CREW。7人は、フォーメーションを自在に変えながら、次々と大技を披露。より力強く激しくなる技と高速ヘッドスピンにオーディエンスは大喝采! パーカッシブな曲に変わると、しなやかさと力強さを表現。客席からは大きな拍手が送られました。

2日目には、2024年パリ五輪で金メダルを獲得したAMIさんが所属するブレイキンチーム「GOOD FOOT」が登場。2010年に「世界を目指す」という目標のもと結成され、2022年には歴史あるブレイキンバトル『Freestyle Session Japan』で優勝するなど、今は名実共に日本を代表するチームに成長しています。
ミステリアスな楽曲に合わせてステージに現れた5人は、軽快なステップを踏んでから、次々にアクロバティックな技を繰り出しました。ジョーダンやパワームーブ、2人での組み技など、目の前で絶え間なく繰り広げられる大技の数々に、観客もそのレベルの高さを実感。オリンピックメダリストの実力を存分に見せつけた、熱気あふれる5分間となりました。

『TURNT UP OSAKA』の最大の見どころは、アーティストとダンサーによる特別なコラボレーションです。
1日目にはMay J.さんが登場。「『TURNT UP OSAKA』盛り上がる準備できていますかー!」と叫び、『Gold』を伸びやかに歌い上げました。続く『Burn』では、「猪」のメンバーであるJESSICAさんががステージに登場! JESSICAさんはセクシーでカッコ良く、May J.さんは心から楽しそうに歌声を響かせ、その2人の共演に客席も引き込まれるように盛り上がりました。

続いて、May J.さんの代表曲でもある映画『アナと雪の女王』の主題歌『Let It Go』を英語で披露し、曲はシームレスに『リトルマーメイド』の劇中歌『Under The Sea』へ。すると、勢いよく登場したキュートなアリエル姉妹に歓声が上がりました。扮するのは「ヨハイセン」。海の中を軽やかに跳び回るように動く3人の姿は本当に愛らしく、客席は多幸感に包まれました。

「みんなも一緒に踊ってほしい!」と振付をレクチャーした『Spread Love』では、観客と一体感を作り出すと、ラストチューン『Garden』へ。この曲ではWAONさんが率いる「WAON CREW」が、ストリートダンスで魅了します。May J.さんは「最後まで楽しんでください! I love you!」と投げキッスをしながらステージを後にしました。

1日目のトリをつとめたのは、大阪・箕面出身のDream Amiさん。トロピカルなワンピース姿でステージに現れると『トライ・エヴリシング』からスタート。客席とコミュニケーションを取りながら歌声を会場に響かせると、総立ちの会場はクラップでひとつに。Amiさんはオーディエンスのレスポンスの良さに「めっちゃノリ良いやん。さすが大阪!」と喜び、「私も素晴らしいダンサーの皆さんとステージをお届けできたらなと思います。そういう意味でも今日はすごく新鮮で新しいステージになるんじゃないかな」と述べて、E-girlsの『Follow Me』を披露。これにはファンも歓喜! オリジナルよりもBPMを落とした可愛らしい雰囲気で、可憐な歌声を響かせました。

『はやく逢いたい』では、E-girlsやAmiさんの振付も担当するCHALIさんとコラボレーション。Amiさんは「CHALIさんと出会って10年ぐらい経つけど、一緒にステージに立つのは7〜8年ぶり。でも“先週も会っていた?”ぐらい、息も合ってて楽しかったです」と実感を口にし「次に歌う曲は私のソロの定番曲だけど、今まで振り付けをしたことがなかったので、すごく新鮮」とワクワクした様子で楽曲へ。大好きな人に逢いたいというピュアな恋心を、2人の振りや視線を交えながら感情豊かに表現しました。

ラストは、キムラモトコさんがプロデュースする女性ダンスチーム「Yes!Problem!」から、8名のダンサーが加わり、『Change My Life』をさらに爽やかで華やかに彩りました。

2日目に登場したのは、2020年に「TREASURE」のメンバーとしてデビューしたのち、2024年にソロアーティストとして活動を再開したMASHIHOさん。ステージの照明が落ちると、ステージに花歩さん、Chailee Yuさん、Yuka Saitoさん、MAYU KOMORIさんの4人の女性ダンサーが現れ、『Be mine』の美しいハイトーンボーカルが会場いっぱいに響き渡ります。4人によるしなやかで妖艶なダンスが、さらに場内の雰囲気を高めました。

続く『Dance with me』は、アクロバットが強みで、多くのトップアーティストのサポートするMori Minamiさんと、HipHop、R&B、Poppinなどあらゆるジャンルのダンスで独自のスタイルを確立しているZiLさんが振付を担当。シャツとネクタイ姿の総勢16名のダンサーが、クールにキレのあるダンスを披露。MASHIHOさんも自然にダンスに加わり、その卓越したスキルを存分に披露しました。

『ULTRA VIOLET』のリード曲『UV』では、男女2人のダンサーとともに楽曲の世界観をさらに広げていきます。ソロ初シングル『Just the 2 of Us』ではMASHIHOさんが歌いながら滑らかに右へ左へと踊り、『ただいま』ではダンサー2人と客席に降りるサービスも!甘く伸びやかな歌声と高いダンススキル、そして楽しいトークででステージを大いに盛り上げたMASHIHOさんでした。

2日間の大トリはTHE RAMPAGEのボーカルメンバーRIKUさんが登場。
まずは、オリジナル曲『I’ll be your (k)night』を情緒豊かに歌い上げました。MCでは「色んなカバー曲も持ってきました」と話し、その言葉どおりここからはカバー曲をメインに披露。Tani Yuukiさんの『W/X/Y』では、Show-heyさんとMASATOさんがコラボし、踊りながらもしっかりとした美しい歌声と、切なく繊細かつパワフルなダンスで魅了しました。
続けて事務所の大先輩「EXILE」の『Everything』を、後輩にあたるEXPGダンサーと一緒に披露。世代を超えて愛されるナンバーに客席はクラップで応え、会場は最高の一体感に包まれました。

そして「準備します。お待ちください」と告げると、RIKUさんはと突然、靴と靴下、ジャケットを脱いで臨戦態勢に。何が始まるのかと会場の期待が高まります。披露されたのはRIKUさん自身が敬愛する三浦大知さんの『Two Hearts』。この曲では、ブレイキンなど他ジャンルの要素にJAZZを取り入れて唯一無二の表現力を生み出すダンサー・EKOさんとのコラボ。JAZZを踊りながら歌うという難易度の高いパフォーマンスに挑戦し、気合いの入った様子が伝わってきました。

全身を使ってしなやかに踊るEKOさんと、パワフルに美声を響かせるRIKUさんの迫力に観客は釘付けになりました。

惜しまれつつも最後の曲へ。RIKUさんはEXILE SHOKICHIさんの楽曲『青の日々』をピアノの弾き語りで披露し、実力を存分に示しました。
最後はお茶目にポーズをキメてステージを後にしました。

こうして2日間にわたる『TURNT UP OSAKA -DANCE&MUSIC-』は、大盛況のうちに幕を閉じました。

  • イベント名
    TURNT UP OSAKA ‐ DANCE & MUSIC ‐
  • 開催日

    2025年7月12日(土)、13日(日)

  • 会場

    SkyシアターMBS

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