1月25日(水)、フェニーチェ堺 大ホールで行われたのが、大阪4大オーケストラ〜冬の音楽会〜 大阪交響楽団 0歳児からの「みんなで楽しむオーケストラ」。当日は厳しい寒さにも関わらず、多くの人が会場に訪れ、オーケストラの魅力を体感しました。
これまで大阪府内の3会場で開催された「大阪4大オーケストラ〜冬の音楽会〜」を締めくくるこのコンサート。今回は、0歳児からおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い世代が楽しめるコンサートとして開催されました。司会進行の歌のお兄さんを新井宗平、お姉さんを山本かずみが務め、本格的オーケストラの演奏を1時間楽しみました。
まずは司会の新井、山本がステージへ。客席に挨拶し、「元気なお友達! お父さんお母さん! おじいちゃんおばあちゃん!」と呼びかけ、手を振りながら「こんにちは!」のコール&レスポンス、『バスにのって』を会場中でいっしょに楽しむなど、公演前の会場をしっかりと盛り上げます。そして改めて自己紹介すると、会場と拍手の練習。その拍手を聞いたオーケストラのメンバーも会場に手を振って応えます。
続いて、指揮者の平川範幸がステージへ。オッフェンバック『喜歌劇 天国と地獄より カンカン』からコンサートがスタートしました。続いては、なかむらたかし 大阪交響楽団オリジナル『童謡唱歌を使った楽器紹介メドレー』。新井、山本の歌声にのせ、動物の鳴き声に似せた音色で楽器の紹介をしていきます。『山の音楽家』『ぶんぶんぶん』『森のくまさん』などの歌が流れると、会場の子どもたちからは歓声も。会場全体でジャンプして盛り上がりました。
続いては「フルートという楽器が大活躍します」という説明のあと、フルート奏者の伴菜生がステージへ登場。会場は大きな拍手に包まれました。曲はシャミナード『コンチェルティーノ』。フルートの美しい音色をしっかりと堪能させてくれました。演奏後、伴はフルートを10歳から始めたこと、そのきっかけは小さな頃に見に行った演奏会でフルートが一番輝いていたことなどを話すと「今日はお聴きいただきありがとうございました、少しでもフルートをやってみたいと思ってもらえたらうれしいです」と、会場へメッセージを送りました。
勇ましいメロディでおなじみのエルガー行進曲『威風堂々』に続いては「リズム遊びコーナー」。歌にのせ、手を使ってかたつむりを作ったり、会場中で手拍子を合わせたり、大いにリラックスしたあとは、子どもたち全員が立ち上がって、中西圭三『ぽよよん行進曲』です。子どもたちが「ぼよよん!」の歌に合わせてジャンプをすると、オーケストラのメンバーも同じくジャンプ。指揮者の平川は「オーケストラの生のサウンドを、耳だけじゃなく体でも感じてほしいです」と会場へ伝えました。
最後の曲はジョン・ウイリアムズ 交響組曲『ハリー・ポッター』でしたが、演奏後の会場の拍手に応え、ヨハン・シュトラウス1世『ラデツキー行進曲』でアンコール。この演奏に会場全体も拍手で参加、大いに盛り上がったコンサートは終了しました。