12月1日(水)、大阪・中之島のフェスティバルホールで「大阪文化芸術祭〜That’s Entertainment of OSAKA〜」 が開催されました。
ジャズ、ブルース、ダンス、レビューショー、漫才、そして上方歌舞伎や能楽など、大阪で育まれ、築き上げられた様々なジャンルの第一線で活躍するアーティストと若手有望株が共演する大阪オリジナルのエンターテインメントショーです。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場口では、お客様一人ひとりから、ワクチン接種済証もしくはPCR検査等の結果通知などをスタッフが確認したほか、入場時の検温や手指の消毒、マスクの着用、「大阪コロナ追跡システム」登録のお願いなどの対策がとられました。
オープニングは、アロージャズオーケストラによる「Sing. Sing. Sing」の演奏と、中学3年生で2024年パリ五輪のブレイクダンス競技でメダルが期待されているTSUKKIさんなどのダンスとのコラボレーションからスタート。
MCの松竹新喜劇・渋谷天外さんとフリーアナウンサーの八木早希さんが登場。イベントの趣旨などを来場者に説明しました。
主催者を代表し、吉村洋文大阪府知事、松井一郎大阪市長があいさつ。吉村知事は来場者に感謝を伝え、「大阪の素晴らしいものをぎゅっと詰め込んだ大阪でしかできない公演」とアピール。松井市長は「賑やかな大阪を支えてくれているのは芸能であり、芸術家の皆さん!ウイズコロナの中、感染対策を施しながら楽しんでいただきたい」と呼びかけました。
続いてのステージは、シンガーとジャズバンドの競演。木村充揮さんが「ON A SLOW BOAT TO CHINA〜」「君といつまでも」などを、上田正樹さんは「悲しい色やね」などをビッグバンドの演奏をバックに披露しました。
休憩の後は、歌舞伎俳優の中村壱太郎さんと能楽師の大槻裕一さんによる「船弁慶」のスペシャル版が演じられました。
続いて、日本高校ダンス部選手権で全国最多となる7度の優勝を誇る同志社香里高等学校ダンス部が登場。32人の部員がステージをいっぱいに使い、躍動感あふれるパフォーマンスを披露しました。
来年、創立100周年を迎えるOSK日本歌劇団がステージへ。華やかな歌とダンスを繰り広げます。アロージャズオーケストラとのコラボ曲「星に願いを」では会場がミラーボールに照らされ、ムーディーな雰囲気に一変。ラインダンスで魅了する「フレンチカンカン」、OSKのテーマソング「桜咲く国」などで会場を盛り上げました。
ラストは、オール阪神・巨人さんによる漫才を披露。抜群のテンポ、ピッタリと息の合ったトークで会場は笑いに包まれました。
フィナーレでは出演者全員が舞台へ集合。「見上げてごらん夜の星を」を披露し、幕を下ろしました。