大阪芸術文化FES

2017年10月1日(日)- 10月31日(火)

BIG BAND JAGMO

BIG BAND JAGMO BIG BAND JAGMO

BIG BAND JAGMO

BIG BAND JAGMO BIG BAND JAGMO BIG BAND JAGMO BIG BAND JAGMO 堂島リバーフォーラム

開催日 10月14日(土)~10月15日(日)
開催時間 ・10月14日(土)
 昼公演 開場/12:30 開演/13:00
 夜公演 開場/16:00 開演/17:00
・10月15日(日)
 昼公演 開場/12:00 開演/13:00
 夜公演 開場/16:00 開演/17:00
会場 堂島リバーフォーラム
レポート

数々の名作ゲーム音楽をビッグバンドで奏でる!

日本初の「ゲーム音楽プロオーケストラ」の名を冠するJAGMO(JApan Game Music Orchestra)が、大阪文化芸術フェスのプログラムの一環として、初の大阪公演となる「BIG BAND JAGMO」を開催しました。

上方伝統芸能や演芸、音楽コンサートなど様々なプログラムを実施している本フェスの中でも、大人子供を問わず親しめるゲーム音楽がテーマということで注目を集めていたこのイベント。
今回JAGMOはオーケストラ編成ではなく、トランペットセクション、トロンボーンセクション、サックスセクション、ピアノ、ベース、ドラムからなるビッグバンド編成で臨みました。

初回公演となる14日(土)昼の部は、メンバーが音合わせを終えると指揮者の合図で演奏がスタート。まず観客をぐっと引き込んだのは『サクラ大戦』シリーズの名曲「檄!帝国華劇団」(『サクラ大戦』)、「御旗のもとに」(『サクラ大戦3』)、「地上の戦士」(『サクラ大戦5』)から編曲された1曲。疾走感と臨場感にあふれた大音量の演奏に、会場のテンションが一気に高まりました。

続く2曲目は任天堂の名作『MOTHER』シリーズのBGM「Bein’ Friend」(『MOTHER』)や「摩天楼に抱かれて」(『MOTHER2』)などから構成。あの頃の感動に「おぉ!」と感嘆の声を漏らす人が続出しました。

3曲目は知る人ぞ知る人気作『UNDERTALE』から「Ghost Fight」、「MEGALOVANIA」などのBGMをアレンジ。そして4曲目には『アークザラッド』から「アークザラッドのテーマ」を披露。集まった多くの“ゲーマー”な観客にとっては「まさかこの作品のBGMがプログラムに入っているとは!」という驚きと喜びが広がりました。

5曲目は誰もが知っているあのシリーズ……懐かしの『スーパーマリオワールド』の世界を音で再現。「タイトル」、「アスレチック」、「エンディング」のコンボに会場全体がノリノリに! 会場全体が手拍子を入れ、一丸となって盛り上がりました。

ここで一度休憩を挟んでから、再び演奏へ。6曲目はこちらも名作である『ペルソナ』シリーズの『ペルソナ3』から、「全ての人の魂の詩」、「全ての人の魂の戦い」などのBGMをベースにした1曲。コミカルとシリアスの緩急を組み合わせた構成に、観客も思わずじっくりと聞き入ってしまった様子。

次いで7曲目には全世界でメガヒットの名作『FINAL FANTASY』シリーズの名曲が! 昼の部では『FINAL FANTASY Ⅹ』から、シリーズファンにとっては聞き馴染みのあるテーマソング「プラスdeチョコボ」をアレンジ。会場にも作品ファンは多く、楽しそうな笑顔が満開となったところで次の演奏へ。

8曲目に選ばれたのは04年の発売から根強い人気を誇る『塊魂』シリーズから「ケ・セラ・セラ」(『塊魂』)、「塊オンザスウィング」(『みんな大好き塊魂』)の編曲。このラインナップには、特に20~30代の若い観客から「やった!」という小さな歓声が湧きあがっていました。

そしてラストを飾る9曲目は、RPGの傑作『クロノ・クロス』から「CHRONO CROSS ~時の傷痕~」などの編曲。感動作の思い出が蘇り、会場全体がしっとりとした雰囲気に包まれました。もちろんアップテンポのパートもあり、ここでも会場全体が手拍子に参加。

9曲目が終わっても素晴らしい演奏への熱い拍手が鳴り続け、アンコールが決定! 12年に発売された『GRAVITY DAZE』の世界観を彩るBGMがJAGMOの手でアレンジ。最後まで駆け抜けるようなスピード感があふれた演奏に、会場全体からJAGMOへ、この公演で一番の拍手と喝采が贈られました。

「BIG BAND JAGMO」初回公演は大盛況のうちに終了しましたが、大阪文化芸術フェスはまだ折り返し地点。10月31日(火)までイベントがたっぷり詰まっているので、まだまだ様々なエンターテイメントに触れて楽しんでください!

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