「ART stream 2017」 グランプリをはじめ企業・ギャラリー賞受賞アーティストが決定！

10月21日(土) 、大丸心斎橋店北館14階イベントホール＆大丸心斎橋劇場にて、「ART stream 2017」のアワード発表＆表彰式が行われました。

「ART stream（アートストリーム）」とは、関西を中心に活動をしている若手アーティスト、クリエーターに作品発表の場所を提供し、チャンスと次のステップへの扉を開く展覧会＆マーケットで、2003年よりスタート。

それまでサントリーミュージアム[天保山]で開催されていたのを、2011年より場所を大丸心斎橋店北館14階イベントホール＆大丸心斎橋劇場に移し、アワードを充実拡大。そして審査員によるグランプリを新設しました。

企業・ギャラリー賞は、有力企業の強力なバックアップでアーティストの活動を応援。企業とのリアルなビジネスや、海外アートフェアへの参加に繋がります。

出展者は一般公募し、選考を経て決定された、参加意義が明確なアーティストのみ。アーティストと企業を繋ぎ、アーティストの活動を未来に向けて応援するアートイベントです。

企業・ギャラリー賞を発表。

まず、アーツサポート関西賞はキイロノハサミさん。続いてアートチャイルドケア賞は池田はちさん。

そして、インターグループ賞は岡田葭子さん、Funkotsu 中島さん、藤原正和さん、ありんこ天国さんの4名。

FM802/digmeout賞はLEE Eun Joo（イ・ウンジュ）さんと新村葉月さんの2名。

MBS賞、山口順さん。大阪水上バス賞、Ajuさん。

大阪文化フェスティバル実行委員会賞、土居真由美さん。

ondo賞は田中梢さんとタテヤマフユコさんの2名。

カワチ賞、岡田葭子さん。関西・大阪21世紀協会賞、YOHEYYさん。

カンテレ賞とターナー色彩賞は植田陽貴さん。

ターレンスジャパン賞、坂口香南子さん。堂島リバーフォーラム賞、土居真由美さん。

TOPPAN賞、ことうあかりさん。乃村工藝社賞、Ajuさん。

ハートス賞、バルサミコヤスさん。ホルベイン賞、有村佳奈さん。YTV賞、吉岡裕季子さん。

以上のアーティストが各賞を受賞。Ｗ受賞のアーティストも登場し、今後の活躍が期待されました。

さて、お待ちかねのグランプリと奨励賞の発表です。
審査委員は審査委員長の絹谷幸二氏（画家、文化功労者）をはじめ、蓑 豊氏（兵庫県立美術館館長）、田崎友紀子氏 (スーパーステーション取締役副社長）、ドミニク・ルトランジェ氏（画家）が務めました。

奨励賞は3名のアーティストに授与され、各5万円が進呈されます。
まず1人目の奨励賞はFunkotsu 中島さんが受賞。
蓑氏より発表され、「デザイン的であり、そのアイデアに我々は将来アーティストとして頑張ってもらえると、意見が一致しました。Funkotsu 中島さんの作品に、ストーリ性を感じたので、奨励したい」と評しました。

2人目は新家智子（Satoko Shinke）さんが受賞。
田崎氏は「新家さんの作品に立体と平面で表現され、かわいらしさと不気味さがある。特に≪安堵≫は心が豊かになれる作品」と評価。

そして3人目はLEE Eun Joo（イ・ウンジュ）さんが選ばれました。
ルトランジェ氏は「見る人の想像力を大きく刺激する。現代の日常的な風景が感じられ、ひとめぼれしました」と笑顔で褒めました。

グランプリ受賞アーティストには30万円と次年度出展招待を進呈。
見事グランプリとNHK大阪放送局賞に輝いたのは、笛吹きの未市さん！
審査委員長の絹谷氏は「自然というもの、動物や植物の中で笛を吹き、人間以外の生き物と一緒になりたいという気持ちがいっぱいで、作品に結集されている。そこにすごく感動しました」と選んだ理由を話しました。

感激の涙で言葉が出ない笛吹きの未市さんに、絹谷氏は笛を吹くことをすすめます。笛吹きの未市さんは素晴らしい笛の演奏を披露し、会場は心地いい感動に包まれました。

アワード終了後はアーティストパーティが開催され、審査委員や出展アーティスト、企業・ギャラリー賞提供者が親睦を深めました。