大阪芸術文化FES

2018年9月29日(土)- 11月4日(日)

大阪文化芸術フェス2018×水都大阪フェス2018連携イベント

10月20日(土)・21日(日)の2日間、中之島公園芝生広場にて『水都大阪フェス2018』が開催されました。水都エリアや大阪の文化・芸術に触れることができるステージや、大阪水都フェスと大阪文化芸術フェスのコラボエリア『水都パーク』、大阪ならではのフードが楽しめる 『水都うまいもんスクエア』、中之島公園周辺の5か所のポイントを船や徒歩で巡るスタンプラリー『水都クエスト』なども実施、水都を満喫して楽しもうという企画です。

『水都パーク』の大阪文化芸術フェス2018とのコラボブース『教えて! いそべ先生~水都大阪2018! クレイアニメ篇~』では、粘土で作ったキャラクターをスマホで1コマ1コマ撮影し、アニメーションにしていくワークショップを開催。他にも大道芸を体験できるブースや縁日ブースも。テレビ番組ブースでは、M-1グランプリのトロフィー(本物!)と一緒に写真が撮れるブースもあり、行列ができていました。
大阪PRブースでは、大阪各所のパンフレットの設置やもずやんの顔だしパネルも登場し、子どもたちが写真を撮り、喜んでいる姿も見られました。『よしもと47シュフランブース』では、主婦や芸人・バイヤーが選ぶ 全国のオススメご当地商品を販売。ドリンクブースもあり、生ビールを片手に、ステージ近くの『水都うまいもんスクエア』で提供している大阪産の食材を使った料理を楽しんでいました。ステージでは、2日間とも和太鼓演奏によってプログラムがスタートし、吉本興業の芸人によるネタやトークのステージ、テレビ番組の特別ステージが行われるなど、多くの人で賑わっていました。

両日ともステージプログラムのラストに『水都大阪フェス2018×大阪文化芸術フェス SPECIAL FREE LIVE』が開催され、10月20日(土)は『FM802×フジファブリック Road to 大阪城ホール IN MY TOWN』にフジファブリックを、21日(日)は『FM802×BEGINのマルシャショーラ in OSAKA』にBEGINを迎えて行われました。応募したFM802リスナー400組800名と水都クエスト体験者先着100名が優先観覧エリアに、一般の人はそのエリア以外で無料ライブを楽しめました。

20日(土)は若い年代の観客が多く集まっています。ライブの前に、司会のFM802DJ・大抜卓人が登場。会場をトークで盛り上げたあと、いよいよフジファブリックが登場!先日 2019年10月20日に大阪城ホールでのライブを開催すると発表。この日がちょうどその1年前で、ここからカウントダウンが始まっていくという記念すべき日でした。

代表曲ともいえる「若者のすべて」からスタート。2007年発売ですが、今夏にCM曲として採用されるなど、長年にわたり人気のある曲です。観客からは「最初からいきなりこの曲?すごい!」という声もあがりました。
 ボーカルの山内総一郎は大阪・茨木市出身。MCで「地元の大阪で大きなフリーライブができるなんてホント嬉しい!」と地元愛を語っていました。20歳で上京するまで過ごした大阪では音楽のすべてを学び、いろんな曲に影響を受けたそう。「せっかくなので大阪らしい曲を…」と続いて披露したのは円広志さんの「ハートスランプ二人ぼっち」。某テレビ番組のオープニングテーマとなっているこの曲のイントロが流れると、観客から笑いや歓声が!間奏では「オオサカー!」コールも。曲が終わると山内が「この曲をここでできて嬉しい!涙出そう…」と言うとキーボードの金澤ダイスケとベースの加藤慎一らがイントロ部分だけを何度も演奏。「番組に出たいけど面白い悩みもないしな…夢を叶えたい!」という山内のトークに会場は大爆笑。アコースティックでの演奏でしたが、手拍子などでリズミカルな曲も盛り上がっていました。山内が「野外のアコースティックってこんなに気持ちいいんだー。最高です」と話したあと、野外でやるといい曲だなと噛みしめたという『Water Lily Flower』やラストに最新リリース曲『手紙』を演奏し、ライブが終了。会場ではライブを記念したFM802の特製ステッカーが配布されました。

21日(日)も天候に恵まれ、芝生でゆっくり過ごしている家族連れがたくさん。子どもから大人まで、家族で歌って踊れるライブと打ち出していたこともあり、幅広い年齢層の観客が来場。この日はライブ前の17時よりステージで主催者のあいさつが行われ、大阪商工会議所の尾崎会頭と大阪府知事が登壇されました。知事は「みんなで水都を、そして大阪を盛り上げましょう!」と観客に呼びかけました。

17時半からライブの予定が、15分ほど前に司会の大抜卓人が登場し、ステージが始まりました。「ホントは17時半からなんですけど、セットリスト見たらどうやっても1時間で終わらないんですよ!なので少し早いですが始めます!」とボーカルの比嘉栄昇の一声でライブがスタート。この日はメドレーで曲を披露。ライブのタイトルにもなっているマルシャショーラというブラジル古来の2ビートのリズムになっている曲を演奏していきます。ダンサーも入り、手拍子やダンスなどをステージで示していたこともあり、会場は冒頭から大盛り上がり!メドレーは3ラウンドに大きく分けられ、時折MCをはさみながら進行していきます。BEGINのメドレーかと思いきや、メドレーの大半はなんと懐メロ!
1ラウンド目は『大阪ラプソディー』や『いつでも夢を』『上を向いて歩こう』などを披露。BEGINの代表曲とも言える『島人ぬ宝』は観客も一緒に熱唱し、「イーヤーサッサー」のかけ声も。2ラウンド目の最初に「みんな疲れてない?これからもこのペースが続くよー」と比嘉が観客を気遣うほど、どんどんと進んでいきます。『心の旅』『夢の中へ』『ジュリアン』などを披露。『真夏のシンドバッド』では「今何時?」のかけ声もきれいに揃っていました。最後の3ラウンド目は少しテンポアップした曲を。観客の盛り上がりも最高潮に!ここでは「また逢える日まで」「バン・バン・バン」、そしてここからBEGINの曲も披露。「オジー自慢のオリオンビール」は沖縄らしい歌詞がたくさん。観客の「オリオンビール!」のコールが会場全体で響きわたります。最後の2曲「笑顔のまんま」「涙そうそう」は観客も一緒に唄い、会場が一体となりました。この日演奏された曲はなんと26曲!

 両日とも午後はあたたかく心地よかったこともあり、中之島公園には散歩がてら来られている方も多くみられました。川辺ならではの風が心地よく、日が暮れると少し冷え込んできたものの、ライブが始まると熱気が感じられるほどの盛り上がりでヒートアップ!ステージと一緒に視界に入る月がなんとも美しく、秋が感じられる野外のフリーライブとなりました。

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